長期間の別居、離婚協議、2度の調停を経て最終的に協議離婚できた事例
依頼者 夫
婚姻期間 11年
別居期間 7年6ヶ月
子ども 1人(未就学児)
解決金 100万円
離婚原因 性格の不一致・長期間の別居
手続方法 協議・調停・裁判 受任から解決までの期間 3年10ヶ月
解決のポイント
夫婦は夫の単身赴任をきっかけに長年別居していたところ、出産を機に精神的に不安定になった妻が実家に戻り、離婚調停を申し立ててきました。
双方ともに子の親権を譲らなかったため調停は不成立。
その後、夫が子の親権を妻に譲るので離婚したいと妻に申し入れたところ、妻側が協議に応じなかったため再度離婚調停を申し立てました。
大きな争点であった親権については妻が持つことで双方合意ができたものの、妻側が慰謝料の支払いについて納得ができず、調停は不成立。夫側より訴訟を提起したところ、妻側が突然、親権と養育費のみを取り決めて離婚を成立させたいと申し入れてきました。
結果として、親権、養育費、解決金の支払額を取決めて和解し、協議離婚することができました。
別居から協議、2度の調停と、訴訟に至るまでにおよそ3年の年月が経過しており、双方ともに精神的にも相当疲れが見えていました。さらに訴訟となると解決までに約1年、長くて2年以上の月日を要するおそれもあります。そのため、訴訟に踏み切ることは、離婚に応じない相手に、解決を早めたいと思わせるきっかけとなりました。