離婚を決めた女性の方へ
目次
離婚を決意した女性がやるべきこと

離婚を決意することは、人生で最も大きな決断の一つとなります。
特に女性は、離婚によって今後の生活が大きく変わることが少なくないため、離婚に向けてしっかりとした計画や事前準備をしておく必要があります。
では、女性が離婚を決意した場合、どのようなことを準備しておくべきでしょうか。
離婚後の生活を考えておく
まずは、離婚後にどのような生活をするか具体的に考えておく必要があります。
例えば、以下のようなことを検討しておきます。
☑ 離婚後の住まいのこと
→離婚後はどこに住むか(実家に戻る・賃貸住宅を借りて生活する・どこの地域に住むか)
☑ 子どものこと
→子どもを転校させるか、入園できそうな保育園はあるか、学童などの預け先はあるか等
☑ 仕事や収入のこと
→今の仕事を続けられるか、新しく仕事を見つけるか、生活ができるだけの収入が得られるか、養育費の見込み、公的な扶養手当や年金などが得られるか
財産分与について考えておく
女性の場合、離婚の際に配偶者から財産分与を受けることも多いですが、具体的にどのような財産分与を受けられるかも把握しておく必要があります。
☑ 自宅について
→所有する自宅を取得できるか、住宅ローンはどうなるか、自宅を売却するか、売却して住宅ローンを返済した後にいくら位お金が残るか
☑ お金について
→相手からいくらお金を支払ってもらえるか(お金を支払わないといけないか)
☑ 保険について
→学資保険などがある場合は保険の財産分与を受けられるか(保険の契約名義変更ができない場合もある)
離婚の進め方を考えておく
離婚後の生活状況・経済状況について何となくイメージを持つことができたら、次は具体的にどのように離婚を進めるべきか考えておきます。
離婚には、①協議離婚、②調停離婚、③裁判離婚の3つの種類があり、どのような方法で進めるのが良いか考えておきます。これについては、弁護士に事前に相談しておくことも非常におすすめです。
☑ 別居について
→どのような方法で別居するか、別居のタイミングはいつにするか、子どもはどうするか
☑ 離婚の方法について
→協議離婚を目指すか、離婚調停を申し立てるか、弁護士に依頼するか等
☑ 離婚の切り出し方
→どのタイミングで切り出すか、自分で話をするか、両親などに立ち会ってもらうか、弁護士に任せるか等
離婚を前に進める前に準備すべきもの
具体的に離婚を前に進めることを決意したら、別居するまでの間に以下のような準備しておくと良いでしょう。
別居をしてしまった後は、家に戻ることが難しい場合もあり、資料や証拠を得得ることが難しくなる場合も多いです。
☑ 不貞行為やDV・モラハラなどの証拠集め
→家の中に残されている証拠など(写真、書類、家の中の様子、相手の様子など)
☑ 財産分与の対象となる財産の資料の確保
→家の中に保管されている資料など(預金通帳、不動産関係・保険・株式・有価証券などに関する資料)
弁護士に相談するタイミング

弁護士にはいつの段階で相談するのが良いのでしょうか。
これは「離婚を決意したらなるべく早い段階で」ご相談いただくことをおすすめします。
特に、①配偶者がモラハラで話し合いができない場合、②配偶者に浮気が疑われる場合、③財産分与の対象となる財産が多い場合/不明な場合、④親権や面会などで争いになる可能性が高い場合などは、離婚協議がスムーズにいかない場合も多いため、弁護士にご相談いただくことをお勧めします。
離婚を決意された場合は、是非一度法律事務所瀬合パートナーズにご相談ください。
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