ご依頼からわずか1週間で子の引渡しを実現させた事例
依頼者:妻/30代
相手方:夫/30代
事案の経緯
夫である相手方が子を連れて実家へ戻り,依頼者である妻との同居再開には応じようとしませんでした。
当事務所へは,子を連れ戻したいということでご依頼を頂き,夫との協議を行うこととなりました。
2時間に及ぶ交渉
弁護士へのご依頼前,当事者間で直接交渉をしておられた際には,相手方から,子を返す条件として無理難題と思われる条件を提示されていました。弁護士が代理人として交渉に入った際も,相手方は無理な条件を譲らず,交渉は難航しました。
弁護士は,相手方と話をした際,相手方から,なぜ相手方がこのような行為に及んだかという事情を詳しく伺いました。
そして,その問題の解決に向けて,依頼者が行わなければならないことを話し合いました。短期間で解決するような簡単な問題ではありませんでしたが,依頼者の固い決意や相手方の理解もあり,今後,依頼者と相手方が子のためにも再度協力するということで合意しました。
結果としては,無事,相手方が子を連れて依頼者のもとへ戻ることになりました。
ポイント
本件はご依頼からわずか1週間という異例のスピード解決でした。相手方のお話も良くお聞きして,ご夫婦が抱える問題点が深いこともわかり,弁護士としても非常に悩ましい思いでした。しかしながら,依頼者のお気持ちが強かったこと,相手方も理解のある方であったこともあり,最終的に話し合いがまとまり,早期の子の引き渡しが実現しました。