先に協議離婚を成立させてから財産分与・養育費請求の調停を申し立てた事例
依頼者 妻
婚姻期間 約15年
別居期間 なし
子ども 2人
離婚原因 暴力、モラハラ
手続方法 協議、調停
受任から解決までの期間 約1年6ヶ月
ご依頼いただいたきっかけ
依頼者はご自身で離婚調停を申し立てましたが,話し合いがなかなかうまく進まないと言うことでご依頼されました。
解決のポイント
当初は,離婚の調停代理ということで受任しましたが,依頼者(妻)が一刻も早く離婚したいと希望していたこと,相手方(夫)が本人で進めており離婚だけ先に成立させてその他の問題は審判に持ち込んだ方がスムーズであると見込まれたことから「離婚すれば婚姻費用を支払わずに済み経済的に負担が軽減される,財産分与についてはその後話し合えばよい」との説得を行い,相手方が「離婚する」と言い出したタイミングで先に離婚だけ成立させました。
その後あらためて相手方に対し,財産分与と養育費を請求する調停を申し立てました。財産分与調停では,相手方が不動産売却に応じなかったため,話し合いはなかなか進みませんでしたが,相手方がこのまま財産分与の拒否を続ければ審判になり,裁判所に分与方法を決められることなどを伝えて交渉し,売却と売却益の分与を求めました。
結果
協議離婚から6か月後に養育費月額4万円で調停が成立。さらにその6か月後に財産分与約1100万円で調停が成立しました。