夫が浮気しているかもしれない!
夫が浮気しているかもしれない、という妻の勘は当たることが多いかもしれません。
まずは下記のチェックリストで当てはまる点を確認してみてください。
目次
夫の浮気 チェックリスト
①仕事の帰りが遅くなってきた
② 以前よりも、飲み会だから帰りが遅くなるという回数が増えた
③ 残業が増えた
④ 泊まりの出張が増えた
⑤ 休日出勤が増えた
⑥ 服装や髪型を気にするようになった
⑦ 下着を自分で買ってきた(今までは買ってきたものを着ていた)
⑧ 携帯電話を常に持っている
⑨ 携帯を見る回数が増えている
⑩ 携帯電話のロックをかけはじめた
⑪ よくメールを打っている
⑫ メールや電話の履歴を消している
⑬ 会話が減った
⑭ 以前はそっけなかったのに急に優しくなった
⑮ 以前はしなかったのに急に自分の予定などを話すようになった
⑯ 香水のにおいがする
⑰ 帰宅後すぐにお風呂に入るようになった
⑱ 性行為の回数が減った/しなくなった
⑲ 家族での外出をしなくなった
⑳ 夫が使う車に女性物の小物などが落ちていた
㉑ 特に思い当たる理由がないのに「離婚したい」と言ってきた
男性が浮気している場合は、本人が気づいてなくても言動に現れ、わかりやすい場合が多いようです。
特に、思い当たる理由がないのに突然離婚を切り出されたというケースの場合、調査をしてみると、夫が他の女性と浮気をしていたという場合が多いです。
夫が浮気しているかもしれないと思ったときは
夫が浮気しているかもしれないと思ったときは、冷静でいられなくなるかもしれません。
ですが、すぐに夫を問い詰めるのではなく、まずは冷静に浮気の証拠を集めることが大切です。
不用意に問い詰めてしまうと、浮気の証拠を隠されてしまうこともあり、その後になって証拠を集めるのが難しくなってしまう可能性があります。
特に、夫に対して慰謝料請求をしたいと考える場合や、浮気しているなら離婚したいと考えている場合、逆に離婚をしたくないという場合などは、有効な証拠があるかどうかで結果が大きく変わってきます。
どんな証拠が必要か
では、どんな証拠を集めればよいのでしょうか。
LINEなどのSNS
最近多い証拠としてはLINEなどのSNSです。慰謝料請求や離婚を考えている場合は、不貞行為すなわち性行為があったことについての証拠が必要となります。
このため、LINEなどのやり取りの中でも、夫が他の女性と性交渉があったことがうかがわれるような会話内容が証拠として重要となります。
例えば、「この間は旅行に行って楽しかったね!」「この間行ったホテル」などの内容があるか確認します。また、そのような直接的な会話がなくても「大好き」「この間のデート楽しかったね」等、交際があることが窺われるようなやりとりも、間接的な証拠として使える場合があるので、そのような内容のやり取りがあるかも確認します。
LINEやメールを確認できた場合は、やり取りの日時がわかるような形でスマートフォン画面を写真に取るなどして証拠化しておきます。
会話の録音
またLINEなどのSNSを確認できない場合は、夫との会話を音声で録音しておくことも有効です。今は携帯電話の録音機能を使って録音する人が多いようです。
夫との会話の中で、不貞行為があったことを認めるような夫の発言があればそれが証拠として使える可能性があります。
また、このような直接的な内容でなくても、夫が特定の女性と2人で会っていたなど、他の女性と交際していることが窺われるような会話内容なども証拠として使える場合があります。
不貞行為を認める内容の念書など
男性の場合は浮気がばれても、浮気したことを認めて妻に謝罪し、夫婦関係をやり直そうを考える人も珍しくありません。このため、夫が浮気をしたことを認める可能性がある場合には、夫に不貞行為の事実を認める内容の念書などを書いてもらい、それを証拠とすることもできます。
興信所による調査
夫が他の女性と2人でラブホテルに出入りしている写真や動画は決定的な証拠になります。
このような証拠をご自身で押えたという方はほとんどいらっしゃらず、ほとんどが興信所などの浮気の調査会社に依頼されるでしょう。ただ、興信所に依頼すると100万円前後の費用がかかることがあるため、確実に証拠を取れる日時を特定して調査を依頼するのが良いかもしれません。
夫の行動がワンパターンで毎週金曜日に帰りが遅い、珍しく泊まりの出張が入ったなど、夫が浮気相手と会う日が推測される場合がありますので、そのような日に狙いを定めて調査を依頼することを検討します。
離婚や慰謝料を請求するには
証拠を集めた後、夫に離婚を切り出したり、慰謝料請求をするにはどのように進めれば良いでしょうか。
できれば、この段階で一度弁護士にご相談いただくことをお勧めします。
・もし今後裁判になっても戦えるだけの証拠が揃っているか
・追加の証拠が必要な場合は何をどのようにして集めるか
・いくら慰謝料を請求するのが良いか
・夫のの不貞相手の女性にも慰謝料を請求できるか
・不貞行為の事実を夫にいつどのように話すか
・どのような方針で離婚を進めるか
などについて、事前に弁護士に相談してある程度の準備をしておくと、今後有利に進められる可能性が高まります。夫は浮気が発覚しても、離婚はしたくないと主張してくるケースも珍しくありません。
・夫は不貞行為を認めても離婚したくないと言っているから、将来的に裁判を見据えて動きたい
・離婚して財産分与とともに慰謝料の支払いをしてもらいたい
・今回だけは夫を許すが、次に同じようなことがあればそのときは離婚して慰謝料もきっちり支払って欲しい
など、ご自身のご希望を弁護士に伝え、そのためにどのように進めるべきか弁護士にご相談ください。
夫の不貞行為の問題は、なかなか友人や親戚にも相談しにくい悩みかと思います。
当事務所では経験豊富な弁護士が秘密厳守でお話をお伺いしますので、是非一度お気軽にご相談ください。
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