妻の浪費癖を暴いたり、隠し預金の調査を行ったうえで、訴訟で和解離婚した事例
依頼者:夫50代
相手方:妻50代
離婚に至る原因:妻の浪費・モラハラ・その他
争点:①財産分与,②慰謝料,③その他
ご依頼の経緯・ご要望
家計の管理をすべて妻に任せていたところ、定年もまじかになり、預貯金を確認したところ、ほとんど残っていないといわれた。年収1000万円以上あるので、その回答がにわかに信じられず、妻の浪費癖も疑われる。妻のモラハラもひどく、うつ病が悪化した。財産分与の対象資産がどれくらい残っているか明らかにしたうえで、離婚をしたい。
解決のポイント
妻の浪費癖を明らかにするために、家族のクレジットカードの履歴を可能な限り、取り寄せました。その結果、妻の百貨店での大量の購入歴が明らかになりました。また、預貯金の振込・送金履歴から、隠し預金が疑われる金融機関に対し、裁判所を通し照会を行いました(これを調査嘱託といいます)。
結果、ほとんどの預貯金が浪費で使われていたことが明らかになりました。預貯金の存在を調査する必要や、相手方が退職金の財産分与を主張してきたことから、訴訟に至りました。尋問で浪費を追及する等した結果、訴訟で和解離婚が成立しました。