モラハラをやめさせるためには
目次
モラハラをやめさせることは非常に難しい
モラハラ加害者にモラハラをやめさせることは非常に難しいことです。
モラハラ加害者は、自分がモラハラをしている認識がなく、自分が正しいと思っている場合が多いためです。
「自分を怒らせるようなことをした妻(夫)が悪い」と考えていることも少なくありません。自分の言動が正しいと信じているために、それを反省して改めるということを期待することが難しいのです。
モラハラ加害者との話し合いは難しい
モラハラ加害者に対して「あなたの言動はモラハラである」と指摘しても、モラハラ加害者がそれを受け入れることはほとんどありません。
話せば態度を改めてくれるかもしれないと思って話をしようとしても、モラハラ加害者に理解してもらえることはないでしょう。「お前が〇〇だからだ」等と反論され、気がつけばいつの間にかこちらが悪いという話にすり替わり、こちらが謝罪しているということになることもあるようです。
実家に戻っても態度を改めてくれるということはない
モラハラに耐えられずに実家に帰ったとしても、それでモラハラ加害者が態度を改めることはありません。
モラハラ加害者は、何とか被害者を家に戻そうと思い、一時的には「反省した。これから態度を改めるから」ということをいう場合があります。
しかし、その言葉を信じて家に戻ると、モラハラ加害者はまた元通りになります。場合によっては、モラハラ加害者がいうことをきかせようとしてさらに態度をエスカレートさせることもあります。
モラハラ加害者は相手を見下していることも多く「多少強気に出てきても、少し優しくしてやればすぐに機嫌を直すだろう」などとこちらほど深刻にとらえていないことも多いのです。
生育環境に原因がある場合も
モラハラ被害者の方からお話を聞くと、モラハラ加害者の育ってきた家庭環境に原因があるケースもあるようです。
つまり、モラハラ加害者の親もモラハラ的言動をしており、モラハラ加害者はそれを見て育ってきたということがあるようです。生育環境に原因があるとすれば、モラハラ加害者の問題は根深く、簡単に改善することは期待できないかもしれません。
我慢せずにモラハラ加害者から離れよう
モラハラ被害者の方は「私が間違っている」「私が悪いからこのような態度を取られるのだ」と考えて「私さえ我慢すれば良い」と考える傾向があります。でもそれは違います。
多くの場合、被害者の態度には問題はなく、モラハラ加害者が自分の問題のある言動を正当化するために、さも被害者に問題があるかのように論点をすり替えて責任転嫁をしようとしているのです。
モラハラに気づいた場合は、別居することが第一の選択肢となります。
また、離婚をする場合も一人で話し合いをすることは難しいため、調停を利用したり、弁護士に依頼するなど第三者の力を借りることが望ましいでしょう。
モラハラを受けているかもしれないとお悩みの方は一人で悩まず、まずは当事務所までご相談下さい。
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