慰謝料300万円と将来の養育費について取決め協議離婚した事例
依頼者 妻
婚姻期間 約10年
別居期間 約半年
子ども 2人
親権 受任前：依頼者 受任後：依頼者
養育費 受任前：月額約7万円 受任後：月額約7万円～12万円
財産分与 学資保険の名義変更（受領）
慰謝料 300万円（受領）
離婚原因 相手方の不貞
手続き方法 協議
受任から解決までの期間 10ヶ月
解決のポイント
夫の不貞が原因で離婚を決意され，代理人間で交渉をスタートしました。
養育費について，夫は，前妻との間の子に対しても養育費の支払いを行っていたため，通常よりも低額な養育費を提案してきました。
養育費は，通常，離婚時の状況に基づいて金額が決まります。そのため，通例通りであれば，前妻との間の子に対する養育費が考慮された低額な養育費で決まってしまうおそれがあります。
そこで，弁護士が交渉し，前妻との間の子に対する養育費の支払終了後は養育費を増額し，またお子様方の成長に伴って段階的に養育費を増額する取決めを行いました。このように，将来の養育費に着目することで，先方の反論を封じ，当方の希望に沿う条件を引き出しました。
さらに，学資保険を財産分与してもらうこととし，お子様方の将来の学費等を最大限確保することに成功しました。
慰謝料についても，離婚を急いでいた夫に対して粘り強く交渉を行い，不貞による離婚の慰謝料としては高額の300万円の支払いを受けられることになりました。
こうした内容を公正証書にまとめ，夫が将来養育費を支払わなくなった場合に迅速に強制執行できる体制も整えました。
「お金が理由で将来子どもたちの進路を狭めたくない」という依頼者の希望をかなえることができました。
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