相手方が当初離婚を拒否する態度をとっていたものの、粘り強く交渉した結果、協議離婚 が成立した事例
依頼者:50代男性 会社員
相手方:50代女性 専業主婦
争点:離婚条件
解決までの期間:1年10カ月
経緯
依頼者は単身赴任が多く、夫婦関係は冷え切っていることから、性格の不一致を理由に離婚をしたいとのご依頼がありました。
当事務所の対応
別居期間が長く、離婚事由が認められる可能性が高かったものの、依頼者の希望もあり、調停・訴訟をして時間と費用をかけるよりも、協議離婚の方針をとりました。当初、相手方が離婚を拒否する態度をとっていたため、相手方が離婚を拒否する理由をお聞きしたところ、子どもの教育費と今後の住居について心配されていました。
そこで、依頼者が教育費を全額見ること、自宅を相手方に譲渡すること、解決金を少し多めに支払うこと、その代わり退職金については財産分与の対象にはしないこと等を条件に粘り強く交渉したところ、協議離婚が成立しました。
ポイント
相手方が離婚に応じない態度をとっている場合に協議離婚を成立させるには、その理由を聞き出し、それをフォローする条件を提示する等、粘り強く交渉することがポイントです。